視聴覚拡張子

虚無からこんにちは、意味なし芳一の趣味だけ芳一によるなにが出るか本人もわからないテキスト地獄

名探偵ピカチュウをみたので忘れる前に感想でも記録しておこう

こんにちは

兎にも角にも世間はカラクチ。
人間のみなさんは「実写映画はクソ」や「声優以外の人が人気集めに吹替をするのはクソ」などのお気持ちございますか?
俺はもうなんかそういうものがあってもいいような気がしてきたよ。 まず最初に言っておく
これは「オタクが一般ピーポー向けに作った挙句その大変に気持ち悪いオタクらしさがにじみ出てしまった映画」だ。
不安に思ってるクソオタクピーポーの人間のみんなは安心して見に行っていい。

見るまで

名探偵ピカチュウを見ようと思ったんだ。
俺はポケモンは青を小学生の時に小学生なりに舐め回して
最近はブラックを買って四天王を倒せないまま貧乏になりすぎて3DSごと売り払ったりしている程度のクズではあったんだけど。 *1
どうやらデットプールの続編*2らしいからな。せっかくだしな。
まぁでもデットプールだとしたら?吹替のほうが言葉回しが日本語に最適化されているな?
これは吹替を見るべきだと思ったのでそうすることにした。
ついでだから4DX見たことないんで4DX童貞を捨ててやろうと思った。 なんなら3Dでも見たことがない。
初めてをピカチュウに奪ってもらうなんて…ファンの人にはたまらないと思うんだ、実際どうなんだファンの人?

見に行った

見に行ったのはイオンシネマ調布。出来るだけ都心には行きたくなかった。混んでるし。
立川あたりで4DX見れるかなと思ったけど、そんなことなかった。 結局4DXの吹替のチケットを購入して中に入って
バター醤油とチョコレートで味付けされたポップコーンのセットとLサイズのスプライトメロンソーダ*3を買った。
何しろ童貞喪失だから、シチュエーションが大事なのでは?と思ったんだ。
3Dメガネをもらって劇場内に。生きててビニール袋で梱包されたメガネを手渡されることってあるのか?3Dで映画を見ろ、非日常はすぐそこにある。
あとポップコーンセット買ったらシートのドリンクホルダーにつけられるようなトレイをもらったんだけど4DXシアターだと席が揺れてトレイが落ちるらしくスタッフのお兄さんがトレイを回収してポップコーン入れる袋を配ってた。
生きるって大変だなって思ったし回収されたトレイはかわいそうだなぁと思いました。

始まった

映画って始まる前に他の映画の宣伝やるじゃないか、アレで実写版ソニック・ザ・ヘッジホッグの映像が流れたので「畜生絶対にぶち殺してやる許さんぞ!」って声を上げたし、上げたあと(でもまぁモデリング作り直すらしいしまぁいいのか)とも思った。
映画が始まる瞬間に席にガス圧かなんか入ったんだろうけど機動音みたいな遊園地の乗り物が動く前みたいな音がしてとてもエモい。
こういう緊張感を誘発させる「これから始まるんだなぁ…」ってなるヤツすごい好きなんだ。わかってくれるね。
なんていうか映画のネタバレについてはしたくないんだけど開始数分は現実世界っぽい。草むらから始まって、ポケモンが出てきて (ああ、これは実写版ポケモンかぁ)って思う。
この時点では正直あーそうだよね実写映画のポケモンだもんね。うーん…なんて思ったりもした。
でもシーンが切り替わって街中になると全然そうじゃなくて。
たしかにハリウッド版だしものすごい金と技術がかかっている。だけど、だけどなぜか90〜2000年台にコロコロコミック連載してたゲーム原作の漫画の匂いがするんだ。
SF映画の背景としては30点ぐらいなんだけどこれは小学生向けのゲームの実写化したものの街の風景としては最高で。
ハリウッド映画がそれを再現するのすごくない?どうなってんの? などという感想が出てきたのも映画を見たあと。結局完全に世界に没頭してしまった。 絶妙にネタバレするかもしれないんだけど設定としては主人公の青年*4が一応仕事してる設定なんだけど最初のシーンに少し仕事先に電話する以外は最後まで就労する様子を見せない。
これも絶妙に児童誌連載作品っぽくてとてもいい。

シナリオとしてはハリウッド映画の子供向けのヤツでよく見るやつです。クリスマスとかの定番っぽい。
ピカチュウのキャラクターとか悪役の悪役っぷりとかとてもそれ。
でもこれは「実写映画作りたいぐらいポケモンに狂ったスタッフが子供向けアメリカンポケモンを超丁寧に作った」映画なので
これでいいんだと思う。
個人的にとてもよかった点として、女の子が出てくるんですよ。その子が車を運転するんだけど、これが80年台後半から90年台初頭の軽コンパクトカー(厳密にその時代はその呼び名ではなかったけど)っぽいやつに乗ってて、これもまた90年代の児童誌漫画っぽい。
ここまで来るとすっげぇ怖い。なんなんだハリウッドでやっていいことの範疇を超えてないか?
と思ったら見てから数日後についったでインドで売られてた軽自動車で実在する車だよって話を見かけて。 まぁ2017年まで売ってた車なんで全然80年台ではなかったんだけど。あなたはどう見えますか?
でもコロコロコミックに出てきた乗り物、こういう感じでないですか?

4DXについて

あとはそう、4DXを見た感想とかも。
これは多分映画の中に自分がまるでいるような気分を演出するためのものだと思ったんだけど。
正直そこまでいらねぇなぁーーーーーーってなりましたね。
例えばカメラが風景を舐めるシーンとかで席が動いたり、なんか主人公が追われると席も慌ただしく動いたり
主人公がどこかに落ちて体をぶつけると席の中に入った何かがこちらに衝撃を与えてきたりした。
そこまで…そこまでして追体験、したいかぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜??????????
なんかこう、百合漫画に自分を登場させて誰かと会話させるふたばのコラを思い出したよ。
映画、現実と非現実の壁がちゃんと存在していてそれに対して不可侵なのが礼儀だと思っていてそれに入ろうとするとか、追体験しようとするとかはなんか自分の中で浅ましくね?みたいな気持ちが勝ってしまう。
あとはシーンによっては水が少量発生してそれがこっちにかかってくるみたいな機能があったんだけど、これポップコーンとめちゃめちゃ相性悪くないですか?
そんなことを思った。
とりあえず次はもう4DXはいいかなって思ったよ。

その他

markdownを使ってブログ書いてみたけど自分が乱雑な文章を書きなぐるみたいな書き方をするのでそれには向いてないなと思った。 まあ適宜使っていこうね。 っていうかmarkdownスペース二個入れて改行なんだけどこれ視認性悪すぎません?

*1:つまりポケモンについてはゴミカス

*2:ライアン・レイノルズが字幕の吹替やってた

*3:最近の映画館は一部ファミレスのドリンクバーみたいに飲み物を混ぜ合わせたものを買うことが出来て逆にチープさが出ている

*4:21歳って設定だった